中国外交部、朝鮮半島情勢「関係方面は冷静と自制を」

中国外交部、朝鮮半島情勢「関係方面は冷静と自制を」

5日、記者会見に臨む中国外交部の毛寧報道官。(北京=新華社配信)

 【新華社北京6月5日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は5日の記者会見で、朝鮮半島情勢に関し、朝鮮半島の平和と安定擁護は各方面の共通の利益に合致するとし、関係方面に対し、冷静と自制を保ち、半島の平和と安定擁護のために建設的役割を果たすよう求めた。

 報道によると、韓国政府は4日の閣議で、2018年9月19日の南北軍事分野合意(9.19軍事合意)の効力の全面停止を決定した。韓国軍も軍事境界線と北西島しょ一帯ですべての軍事活動を再開すると発表した。

 毛報道官は次のように述べた。朝鮮半島の平和と安定擁護は各方面の共通の利益に合致する。半島の情勢はこのところ、緊張が続き、当事者間の対立と対抗が激化している。中国は現在の事態の発展を懸念している。中国は一貫して半島の平和と安定擁護に努め、関係方面の対話による関係改善を支持し、情勢の緊張を高めるいかなる言動にも反対してきた。関係方面が冷静と自制を保ち、言動を慎み、半島の平和と安定擁護のために建設的役割を果たすよう希望する。

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