ティム・バートン監督作『ビートルジュース』続編、9月公開 ヒロインはジェナ・オルテガ

ティム・バートン監督作『Beetlejuice Beetlejuice(原題)』が『ビートルジュース ビートルジュース』の邦題で9月27日に公開されることが決定し、第1弾日本版予告とティザービジュアルが公開された。

本作は、1988年に公開されたバートン監督作『ビートルジュース』の35年後を描く続編。『ビートルジュース』は、1988年にバートン監督作品として初めて日本で劇場公開された“日本デビュー作”であり、当時人気絶頂の漫才師だった西川のりおが日本語吹替版のビートルジュース役に起用された。

死後の世界で“人間怖がらせ屋”を営む推定年齢600歳のお騒がせ者・ビートルジュース(マイケル・キートン)が人間界を巻き込んで騒動を起こすホラーコメディ。ビートルジュースは普段は死後の世界にいるが、名前を3回呼ばれると人間界に現れ、人間を怖がらせて家から追い払う、いわば地縛霊や座敷わらしのような存在だ。

前作『ビートルジュース』では、再婚した両親とともに新居に引っ越してきたディーツ家の1人娘で霊能力を持つリディア(ウィノナ・ライダー)が、ビートルジュースを人間界に呼び出してしまったことがきっかけで、新居からディーツ家を追い出そうとするビートルジュースによる幽霊騒動が起こった。そんなビートルジュースの長年の願いは、死後の世界から人間界に移り住むことなのだが、その方法はたった1つ、「人間と結婚すること」。彼は霊能力があり自分を怖がらないリディアに目をつけ、結婚を迫るも宣誓の直前で未遂に終わり、死後の世界に逆戻りするハメに。

続編となる本作では、35年の時を経て母親になったリディアと1人娘のアストリッド(ジェナ・オルテガ)が騒動に巻き込まれる。相変わらず死後の世界で“人間怖がらせ屋”を営むビートルジュースだったが、実は彼には死後の世界に妻がいた。身体をバラバラにされて何百年にもわたり封印されていた元妻・ドロレス(モニカ・ベルッチ)が復活し、ビートルジュースへの復讐を誓い、彼の捜索を始める。ドロレスの復活を知ったビートルジュースは復讐を恐れ、なんとかして人間界へ逃げ出そうと、今度こそリディアとの結婚を画策する。

そんななか、1年で最も不気味なことが起こるとされるハロウィンの夜に事件が起きる。リディアの1人娘・アストリッドがひょんなことから死後の世界に囚われてしまう。なんとかして娘を救い出したいリディアは、最終手段としてビートルジュースに助けを求めることに。図らずもハロウィンの夜にビートルジュースとリディアはお互いを必要とする状況になってしまう。

ビートルジュースを演じるのは、前作から引き続きマイケル・キートン。さらに、キャサリン・オハラがリディアの母親・デリアを演じ、当時16歳だったウィノナ・ライダーが娘を持つ母親になったリディアを演じる。リディアの1人娘・アストリッドを演じるのは、バートン監督が製作総指揮・監督を務めた『ウェンズデー』(Netflix)のウェンズデー・アダムスを演じたジェナ・オルテガ。また、ビートルジュースの元妻・ドロレスを、バートン作品初出演のモニカ・ベルッチ、リディアの婚約者・ローリーをジャスティン・セロー、ドロレスとともにビートルジュースを追うウルフをウィレム・デフォーがそれぞれ演じる。

公開された第1弾日本版予告では、ビートルジュースの名前を口にする娘のアストリッドにリディアが「2度とその名前を言わないで!」、「やめなさい!」とキツく注意するシーンがあるが、アストリッドが3回名前を言った次のシーンではビートルジュースが屋根裏部屋に現れ、なにやら騒動の予感。一方、予告の後半ではビートルジュースの元妻・ドロレス(モニカ・ベルッチ)が「ビートルジュースはどこ?」と死後の世界で探し回っているシーンとともに、ドロレスの復讐から逃れたいビートルジュースはリディアを口説いているシーンも。予告編のナレーションは、声優の杉田智和が務めた。

あわせて公開されたティザービジュアルは、不敵な笑みを浮かべるビートルジュースの顔が全面にデザインされ、年齢、住所、職業に加え、召喚ルールが記されている。
(文=リアルサウンド編集部)

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