大好きな「シャンシャン」と中国で再会 パンダ追い続けたカメラマン、再会旅の記録 発売前から重版が決定

2023年2月、ファンに惜しまれながら中国に返還されたジャイアントパンダ「シャンシャン」の中国での暮らしをおさめた写真集「また会えたね! シャンシャン ~『毎日パンダ』のはるばる中国旅~」(青春出版社)の発売前重版が決定。シャンシャンの誕生日である6月12日から全国の書店で発売される。

著者は上野動物園のパンダを毎日撮影する、カメラマン兼グラフィックデザイナーの高氏貴博さん。シャンシャンとの中国での再会を記録した写真集で、元気そうな姿、てくてく歩く姿、もぐもぐタイム、のんびり水遊びなどの様子が90ページ以上にわたって収録されている。

高氏さんは2011年8月、たまたま立ち寄った上野動物園でジャイアントパンダの「シンシン」にひとめぼれ。同時期に始めたブログ「毎日パンダ」が大きな反響を呼び、多くのメディアで話題になった。17年に上野動物園で誕生したシャンシャンについても、ほぼ毎日足を運び成長を見守ってきた。

23年2月に中国へ移ったシャンシャンだが、同年10月に一般公開がスタート。高氏さんも11月に中国を訪問し、9カ月ぶりに再会を果たした。24年2月、旅の様子を伝える写真展を上野公園で開催。連日多くの来場者でにぎわい、「中国のシャンシャン、元気そうでよかった!」「写真展だけではもったいない。写真集が欲しい!」などの声が多数寄せられたという。

それらの反響もあり、24年3月に再訪問した際の撮影ぶんも含めて、写真集の発売が決定した。同出版社は「予約開始後、おかげさまで大反響となり、想定を上回るほど多数のご予約をいただいた」と発売前重版にいたる経緯を説明している。

(よろず~ニュース編集部)

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