イスラエル、パレスチナ人収容先を軍施設から変更 虐待指摘受け

[エルサレム 5日 ロイター] - イスラエルは、パレスチナ自治区ガザで拘束したパレスチナ人を軍が運営する施設に収容する方式を段階的に取りやめる方針だ。複数の司法当局者が5日明らかにした。

これらの施設の一つで、イスラム組織ハマスによる奇襲攻撃が始まった昨年10月7日以降に設置されたスデ・テイマン収容所では虐待が行われているとされ、人権団体などが閉鎖を要請していた。

司法当局者の最高裁判所に対する説明に基づくと、スデ・テイマン収容所の収容者は段階的に恒久的な施設へ移送される。

既に移送は始まっており、数週間内に大半の収容者の移送が完了するとともに、収容環境の改善が見込まれるという。

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