男子バレー客席のファンに謝罪した日本選手 気づいた人「泣いてしまう」「素晴らしい!」と話題

ドイツ戦でプレーした男子バレー日本代表の山本智大【写真:VNL提供】

買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2024福岡大会

バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024福岡大会(西日本総合展示場)は5日、世界ランク4位の男子日本代表が同12位ドイツ代表に3-2で逆転勝ちした。29歳のリベロ山本智大は魂のレシーブを連発。客席に飛び込むド根性プレーの後にはファンに謝っていた。気づいたファンの間で「泣いてしまう」「素晴らしい!」と話題になっている。

ファンへの気遣いを忘れなかった。第2セットの15-13。身長171センチの山本は左サイドに流れたボールに食らいついた。客席に体を放り出しながらレシーブ。足を引きずりながらコートに復帰すると、今度は強烈なスパイクに横っ飛びで拾った。石川祐希のスパイクでブロックアウト。その直後だ。歓声に沸く中、飛び込んだ客席の方向に両手を合わせ、頭を下げていた。

結果的に相手のチャレンジでタッチネット判定となり、得点を与えた。しかし、日本の守備職人について、スイスのバレーボール専門メディア「バレーボール・ワールド」の公式Xが動画付きで「トモヒロ・ヤマモト―君は伝説的だ!」と興奮気味に紹介した。海外ファンからも「最高のリベロ!!!!」と称賛の声が集まっていたが、謝罪する様子に気づいた日本人ファンも反応した。

「痛そうにしてるのにその後も飛び込んで行ってて泣いてまう」
「はぁ 好き」
「繋げて尚且つ律儀に謝って ファンは飛び込んでとってくれてありがとうだよね絶対」
「素晴らしい!」
「大きな怪我しなくて良かった」
「縁の下の力持ち」

日本のリベロは4日のイラン戦に小川智大が先発。フィリップ・ブラン監督はパリ五輪には「1人しか連れていけない」と明かしていた。通常の国際大会はベンチ入り14人だが、五輪は2人少ない12人。山本は先発起用に応える奮闘ぶりだった。

THE ANSWER編集部

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