笹生優花を「妹」と呼ぶ韓国ゴルファーが話題 V決定まで待って粋な計らい、予選落ちも「良い人」

全米女子OP、2021年大会以来2度目の優勝を成し遂げた笹生優花【写真:ロイター】

海外メジャー・全米女子オープン

女子ゴルフの今季海外メジャー第2戦・全米女子オープン(OP)を制した22歳・笹生優花(フリー)を29歳の韓国人ゴルファーが熱烈に祝福した。ホールアウト直後にハグで出迎えたかと思えば、舞台裏では水を浴びせるサプライズ。自身のSNSでも「妹よ、あなたはとてもクールだわ!」と称賛した。映像が公開されると日本のファンからも「良い人やな」「素敵」といった声が寄せられている。

自分のことのように喜んだ。最終18番、30センチのパーパットを丁寧に決め、小さくガッツポーズした笹生。まだ後続の組のプレーが残っているとはいえ、ただ一人、4アンダーまで伸ばしていたこともあり、ギャラリーから拍手で称えられた。アテストに向かう通路で待ち受けていたのはチョン・インジ。笹生が一礼すると、チョンは両手を大きく広げて熱い抱擁を交わした。

米ペンシルベニア州のランカスターCC(6629ヤード、パー70)で行われた今大会。難セッティングに苦しむ選手が続出し、チョンも第2ラウンドで予選落ちとなった。それでも好成績を残したライバルを待ち構え、笑顔で称賛。舞台裏では椅子に座っていた笹生に忍び寄り、両手でペットボトルの水を浴びせた。驚いた様子のチャンピオンと再び抱き合い、全力で喜びを表現していた。

西村優菜も参加したこのサプライズ映像を全米女子オープン公式Xが公開。日本のファンからは「良い人やな」「素敵」「ホッコリする2人」といった声が寄せられた。チョンは今大会を振り返る自身のインスタグラムの投稿でも「今日全米女子オープン2度目の優勝を果たしたユウカ・サソウ、おめでとう。Little sis(妹よ)、あなたはとてもクールだわ!」と賛辞を送っていた。

THE ANSWER編集部

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