秋田県の23年出生数3611人、17年連続過去最少 自殺者数はワースト脱却

 厚生労働省は5日、2023年の人口動態統計(概数)を発表した。23年に秋田県内で生まれた赤ちゃんの数(出生数)は3611人となり、17年連続で過去最少を更新した。自殺者は前年より33人減り176人。人口10万人当たりの自殺率は前年比3.2ポイント減の19.4となり、全国5番目の高さ。2年ぶりに全国ワーストを脱却した。

 女性1人が生涯に産む子どもの推定人数を示す合計特殊出生率は、前年から0.08ポイント減って1.10となり全国44番目だった。出生数は全国3番目に少なく、22年から381人減少。

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