ゾウの花子、おかえり!6年ぶり大森山動物園へ 仙台・八木山から戻る

 秋田市浜田のあきぎんオモリンの森(大森山動物園)に5日、アフリカゾウの「花子」(雌、推定35歳)が仙台市の八木山動物公園から約6年ぶりに戻った。多くの飼育員が見守る中で搬入作業が行われ、花子はゾウ舎で元気な様子を見せた。

 花子は1990年、市制100周年記念事業の一環で、雄の「だいすけ」とともに大森山に来た。市民に親しまれたが、自然繁殖を目指して2018年、花子と八木山のリリー(雌、推定35歳)の交換を実施。だが、21年に大森山のだいすけが死に、八木山に移った花子も排卵がなく、2頭とも自然繁殖が見込めない状態が続いたため、元に戻すことになった。

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