田代、キングスを退団 “不動の主将”「かけがえのない8年。全部ありがとう!」 沖縄

 キングス退団が決まった田代直希

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは5日、田代直希が契約満了で退団すると発表した。

 田代はBリーグ初年度の2016―17シーズンにキングスに入団した。19―20シーズンから今季まで主将を務めていた。

 今季はレギュラーシーズン38試合に出場し、一試合平均2.3得点、7分25秒の出場時間にとどまったが、コート内外で仲間に声をかけ、チームを支え続けた。球団も「田代選手のリーダーシップなしには22―23シーズンのBリーグ優勝も成し得なかった」とコメントした。

 田代はコメントで「一番感じるのはたくさんの方々に応援をしていただいたこと」と沖縄でのキャリアを振り返り、ファンや歴代のコーチや選手、チームへの感謝の言葉を述べた。その上で「なかなか皆さまにいい姿を見せられずに残念でしたが、素敵(すてき)なファンの皆さまの前でバスケットボールをすることができた8年はとても幸せで、かけがえのない人生の一部になりました。言いたいことはたくさんあってまとめられないのですが、一言だけ。全部ありがとう!」と感謝を伝えた。

(屋嘉部長将)

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