大谷翔平に161キロを本塁打されたスキーンズ「正しい球を投げた」 憧れの存在に脱帽「素晴らしい打者」

3回の第2打席で15号2ランを放ったドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

161キロの剛速球を本塁打に…憧れの選手に脱帽

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地ピッツバーグで行われたパイレーツ戦に「2番・DH」で先発し、3回の第2打席で5試合ぶりとなる15号2ランを放った。打たれたポール・スキーンズ投手は昨年のドラフトで全体1巡目指名を受けた話題の右腕。大谷への憧れを公言しており、被弾した打席も「正しい球を投げた」と大谷が上回ったと振り返っている。

スキーンズと大谷との対戦は3打席。初回の打席は最速102マイル(約164.1キロ)の直球で三球三振に仕留めたものの、3回に高めの100.1マイル(約161.1キロ)を中越え2ランとされ、5回の打席では時速98マイル(約157.7キロ)の直球を右前にゴロで運ばれた。

米ペンシルベニア州地元局「スポーツネット・ピッツバーグ」の中継では、試合後ロッカーでのスキーンズの様子を紹介。終始笑みを浮かべながら、本塁打については「正しい球を投げたと思うが、彼は素晴らしい打者。こういうことは起きてしまうものだ」と冷静に振り返った。

さらに大谷との対戦について「脱帽だね。彼は素晴らしい選手だ。あの(本塁打を打たれること)ようなことは起きるもの」と繰り返し、全球ストレート勝負を挑んだ初回の三球三振について「真っ直ぐで三振奪えればいいなと思っていたが、そうなってよかったよ」と満足そうに振り返った。

スキーンズは大学時代に二刀流でプレーしており、登板に先立ち米国のメディアに大谷への憧れや、2018年の大リーグデビュー戦を球場で観戦していたことを明かしている。大谷を見て育った世代が大リーグに現れる時代となってきている。

THE ANSWER編集部

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