伊サービスPMI、5月は54.2 5カ月連続で50上回る

[ローマ 5日 ロイター] - イタリアの5月のHCOBサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は54.2と、4月の54.3からわずかに低下したものの、景況改善・悪化の分岐点となる50を5カ月連続で上回った。製造業部門の弱さを補う内容となった。

HCOBのアナリスト、タリク・カマル・チョードリー氏は「イタリアのサービス部門は力強い成長を続けている」と指摘。成長は強固な基盤を持つとみられ、今後も続く見通しだと述べた。

ただ、ロイターがまとめたアナリスト14人の予想中央値である54.5は下回った。

新規事業指数は53.3と4月の54.9から低下。一方、雇用指数は53.9から54.1に上昇した。

3日に発表された5月の製造業PMIは50を2カ月連続で下回り、今年最低となった。

サービス業と製造業を合わせた総合指数は52.3で、4月の52.6から低下した。ただ50は5カ月連続で上回った。

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