養老渓谷に高級ホテル 旅館を大規模リニューアル 「インフィニティ露天風呂」も

大規模改修後の完成イメージ(こがね提供)

 館山市でホテルなどを運営するリゾート会社「こがね」(花しぶきリゾート)は、大多喜町の養老渓谷にある旅館を買い取り、高級ホテルへと再生する。

 築30年の旅館を大規模改修し、離れ部屋なども増築。「大人のラグジュアリーリゾート」をテーマにした優雅な宿泊施設で、少人数の利用を想定し、平均客単価は約4万円と高めに設定する。こがねが館山市以外にホテルを展開するのは初めて。すでに工事を開始し、年末に開業する予定という。総事業費は約20億円。

 施設内は宿泊客のプライベートを重視し「他の人と会わない」造りに。プールと風呂を組み合わせた長さ約10メートルの「インフィニティ露天風呂」も売りで、自然と一体化するような時間を演出する。料理には地元で採れるタケノコなどのほか、こがねグループの水産会社から館山のイセエビ、アジといった旬の海の幸を仕入れ、提供する。

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