濱田岳が「新宿野戦病院」で頼りないお巡りさん役。「『教場Ⅱ』でのお巡りさん像とはまったく違います(笑)」

濱田岳が、フジテレビ系で7月スタートの連続ドラマ「新宿野戦病院」(水曜午後10:00、開始日未定)に出演することが分かった。小池栄子仲野太賀がダブル主演を務める本作に、眠らない街・歌舞伎町を守れない(!?)、ちょっと頼りない“お巡りさん”役で登場する。

「新宿野戦病院」は、初めて医療ドラマを手掛ける宮藤官九郎による完全オリジナル作品。東京都新宿区歌舞伎町にたたずむ病院を舞台に、命の尊さを投げ掛ける新たな救急医療エンターテインメント。ホストやキャバクラ嬢、ホームレス、トー横キッズ(新宿東宝ビル周辺の路地裏でたむろをする若者の集団)、外国人難民など、さまざまなバックボーンを持つ訳ありの登場人物たちが、さまざまな悩みや問題を抱えながらも強く生きる姿を時にユーモアを織り交ぜながら描いていく。

濱田が演じるのは、物語の舞台である新宿・歌舞伎町にある交番の地域課に勤務する巡査・岡本勇太。岡本は、日夜あらゆる人間模様がうごめく歌舞伎町において、交番に駆け込んでくるトラブルを抱えた人々はもちろん、町民たちからも無駄に絡まれてしまうことも。警察官にもかかわらず、完全になめられてしまっている、心優しくも頼りない街のお巡りさんだ。警察官としての威厳は感じられず、むしろ日常的にイジられているタイプ。

岡本は、映画やサブカル好きの警察官で「聖まごころ病院」に入り浸り、休憩がてら病院を訪れている。路上のケンカやトラブルが原因でケガをした人たちを「聖まごころ病院」に運び込む。物語の要所要所に登場し、アメリカ国籍・元軍医のヨウコ・ニシ・フリーマン(小池)と美容皮膚科医の高峰享(仲野)との交流が深まってく岡本が、さまざまな登場人物たちとどのように絡んでいくのか注目だ。そして、岡本は物語が進むにつれ、さまざまな秘密を抱えることになっていく。

現在放送中の、宮藤脚本ドラマ「季節のない街」(テレビ東京系)で、仲野と共演中の濱田。今回の出演を受けて「僕自身、今回の役はこれまでに演じたことのない役で、チャレンジする気持ちです。宮藤さん、河毛(俊作)監督、豪華共演者の方々、すごく恵まれた環境の中で、新たなチャレンジをさせてもらえることは役者冥利(みょうり)に尽きますし、ワクワクしています」と喜んでいる様子。

演じる岡本について「歌舞伎町という街に愛情を持って、街の秩序、歌舞伎町に“流れる時間”を守る警察官だと思っています。宮藤さんの描く一種の人情劇と捉えて、キャラクターの心の部分を丁寧に演じていきたいと思っています。これまで演じていないキャラクターなので、ある種『チャレンジしなさい』と言われているような気がしてならないです。“普通の警察官”にならないように、とにかく楽しみたいですね。『教場Ⅱ』で目指していた“お巡りさん”像とはまったく違います(笑)」とメッセージを寄せている。

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