南アフリカPMI、5月は50.4に小幅上昇 新規受注など安定

[ヨハネスブルグ 5日 ロイター] - S&Pグローバルが5日発表した5月の南アフリカ購買担当者景気指数(PMI)は50.4と、4月の50.3からやや上昇した。新規受注が安定し、企業信頼感が改善したことから、好不況の分かれ目となる50を引き続き上回った。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのシニアエコノミスト、デービッド・オーウェン氏は「サプライチェーン(供給網)の状況や停電など他の経済要因も安定しつつあることから、企業は売り上げが回復し始めると予想し、在庫積み増しを優先しているようだ」と指摘。多くの企業が5月29日の総選挙後に需要に弾みがつくと確信していると述べた。

総選挙では与党「アフリカ民族会議」が初めて過半数割れとなり、市場は連立相手を注視している。

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