自宅でファミリーホームを運営する男が里子に暴行しけがを負わせた罪などに問われている裁判で、検察は男に懲役1年6カ月を求刑しました。
起訴状などによりますと札幌市南区のファミリーホーム事業者池田龍被告38歳は今年2月と3月に自宅のファミリーホームで未就学の里子の男の子2人に暴行し、1人にけがをさせた罪に問われています。
6日札幌地裁で開かれた初公判で、池田被告は「事実は合っています」と起訴内容を認めました。検察側は「顔面などを複数回足蹴りする暴行を振るってけがをさせ、犯行態様は強度で悪質」などとして懲役1年6カ月を求刑しました。一方弁護側は「被告人はうつ病を患っていて、里子に対して謝罪の気持ちがある」などと情状酌量を求めました。
判決は20日に言い渡されます。