「ミス沖縄」に代わる初代「沖縄観光大使」4人決定 食や伝統芸能など多彩な分野 7月にお披露目 OCVB

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 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は6日、「沖縄観光親善大使ミス沖縄」に代わる初代「沖縄観光大使」に、4人を選出したと発表した。7月1日に開かれるOCVBの70周年記念式典でのお披露目を予定しており、同日から2年間を任期とする。

 伝統芸能部門は三線奏者の與那國太介さん(豊見城市)、沖縄の食部門には琉球料理家の嘉陽和美さん(那覇市)、スポーツ部門はタレントの仲本百合香さん(西原町)、自然部門にはネイチャーガイドの張菀渝(ちょう・えんゆー)さんが選ばれた。応募総数は58人だった。

 ミス沖縄を巡っては、応募対象を女性限定としていたことにジェンダー平等の観点から反発の声があることなどを理由に、事業を廃止していた。

 沖縄観光大使は多様性に重点を置き、年齢や性別、未婚・既婚などは問わないとしていた。

 4人は今後、県内外で開催される観光PRイベントでスピーチや実演を行うほか、SNS(交流サイト)を活用して沖縄の観光情報を発信する。

(與那覇智早)

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