日本が一番訪れたい国と語るアメリカ人観光客 心に深く残っている日本人の行動とは

アメリカ人の(左から)息子・ソーヤさんと、父・トラヴィスさん【写真:Hint-Pot編集部】

訪日外国人のなかには、実際に来てみて日本をより好きになる人がいます。「日本が一番訪れたい国だった」と語る、親子で日本を旅行中のアメリカ人男性は、ニュースで見た日本人の行動に深く感動したそうです。どのような光景だったのでしょうか。

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初めて訪れた印象は「とても清潔で素晴らしい」

アメリカのユタ州在住のトラヴィスさん。石油ガス関連会社で働きながら、5人の息子たちを育てる父親です。今回の訪日は、日本に来てみたかったという三男・ソーヤくんの、13歳の誕生日を祝うために、親子2人でやってきました。

初めて訪れた日本の印象について「とても清潔で素晴らしい」と語るトラヴィスさん。日本で、さまざまなことを学んだようです。

そのひとつが、ホテルの壁に貼ってあった「もったいない」という言葉。トラヴィスさんは、「万物には魂が宿っていて、それを無下にするということは、命を無下にすることだという日本古来の精神が、現代にも根づいていることに深く感心しました」と語ります。

サッカーW杯で知った、日本人の美化意識の高さ

実は、訪日前から日本人の精神や行動に感銘を受けていたというトラヴィスさん。2022年に行われたサッカーワールドカップ(W杯)での、日本人サポーターのニュースが深く心に残っているといいます。

「2022年のカタール大会で、日本のサポーターが試合後に客席の掃除をして帰ったという記事を読みました。また、2018年のロシア大会では、ベルギーに惜敗したあと、日本チームのロッカールームは、ゴミひとつ落ちていないきれいな状態だったという記事もよく覚えています。さらに、テーブル上には、折り紙の鶴が置かれ、『ホスピタリティに感謝します』というメッセージが残してあったと。信じられないくらいに素晴らしいです」

訪日経験のあるトラヴィスさんの配偶者さんも、「日本は街がきれいで、食事の衛生管理も素晴らしいのよ」と日本を大絶賛しているそう。そして、もしも世界のどこにでも移住できるとしたら、「絶対に日本!」だと言っているほどの親日家です。

これらの印象から、ソーヤくんだけでなく、トラヴィスさんにとっても、日本は一番訪れたい国でした。夫婦で日本を気に入ってくれたようで、うれしいですね。

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