幕末の儒学者に光 安積艮斎記念館で企画展 吉田松陰の遺墨展示 福島県郡山市

幕末の儒学者に関する貴重な史料が並ぶ館内

 福島県郡山市出身の安積艮斎(ごんさい)ら幕末の儒学者に関する企画展は7月31日まで、市内の安積国造神社内の安積艮斎記念館で開かれている。

 安積歴史塾の主催。県重要文化財「安積艮斎門人帳」をはじめとした常設20点の他、艮斎の弟子・吉田松陰らの遺墨や写真パネル、大橋訥庵(とつあん)、いわき市ゆかりの神林復所、大須賀筠軒(いんけん)らの関連書籍など約40点が並んでいる。

 6月8日午後5時30分から、長州藩士の子孫で倫理学者の小阪康治さんが「『艮斎間話』から学ぶべきこと」をテーマに講演する。会費500円。展示品の一部を所有する。

 いわき市の緑川健さんによるギャラリートークを23日と7月14日に催す。いずれも午後2時からで資料代として各回500円が必要。

 企画展は午前9時30分から午後4時30分まで。入館料500円。会期中無休。問い合わせは安積歴史塾事務局の安積国造神社へ。

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