強面なのに誰にも優しいナイスガイ カワサキ Z650【バイク買取調査隊】

※当記事はYoutubeチャンネル「Motorcycle Fantasy」協力のもと、モトメガネが編集構成しています。

その車両のことを知るなら、実車を前にして細部まで観察するに限る。
とはいえ、近くにバイクショップがなかったり販売終了モデルだったりするとなかなか難しい……。
そこで、バイク買取も行っているモトメガネがバイクの特徴を紹介!
当記事では車両の特徴を駆け足で見ていく。さらに踏み込んだ車両の詳細に関しては「Motorcycle Fantasy」のYouTubeチャンネルでチェックしてほしい。

カワサキの『Z650』だ!!

Z650の車種プロフィール

カワサキ Z650は、シリーズ共通の“SUGOMI”と題したスタイリング、優れた操作性、扱いやすいパワーで、Zスピリットを具現化したミドルクラスのスーパーネイキッドである。その車名から「現代版ザッパー」とも呼ばれているが、エンジンは空冷ではなく水冷を採用。ストリートファイター風の精悍なデザインながら、誰にでも優しいスタンダードスポーツで、走るシーンを選ばずにオールマイティに楽しむことができる。

バイクの特徴をざっくりチェック!

モデルチェンジと言っても差し支えないほど改良された『Z650』。エンジン、車体、足回り、ハンドル周りとその他の特徴的な部分をチェックしていこう。

エンジン

エンジンは水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ、排気量649㏄。68ps/8000rpm 6.6kg -m/6500rpmを誇る。6000rpmまでの低中回転域を扱いやすくセッティングされており、187kgの軽量な車体と合わせて爽快に加速する。さらにスロットルをひねると、レッドゾーンが始まる1万rpmまで伸びやかに回転する。

車体(フレーム)

完全新設計(単体重量15kg)のトレリスフレームを採用。トラスフレームとも呼ばれ、ドゥカティを始めとした海外メーカーが採用している。フレームで三角形(トラス)を作っており、張り巡らせられた巡らされたパイプは、箇所によって太さが異なるのが特徴だ。適材適所な補強をすることで剛性のバランスを取っている。

足回り

標準装着タイヤはダンロップのD214。正立式フロントフォークはφ41mmで、ハブ側をY字とした5本スポークホイールを採用している。リアサスペンションは、サスペンションを水平に取り付けた「リンク付きのホリゾンタルバック」を採用。これによりマスの集中化が図られている。

ブレーキはフロントφ300 mm、リヤφ220mmのペタルディスクを採用。ABSユニットはボッシュ製9.1M。キャリパーはニッシン製。それぞれ作動性も不満を感じないレベルだ。

ハンドルまわり・灯火類

ワイドでフラットな形状のハンドルバーを採用。Z650のストリートライディングパフォーマンスを余すことなく引き出せる、スポーティかつリラックスしたライディングポジションとしている。また、様々なライダーが安心感、コントロール性、快適性を得られるような、自然なポジションが与えられている。

メーター類はZ900と共通のデザインで、4.3インチTFTフル液晶メーターパネルを採用している。回転計の表示は3パターンから選択でき、ギヤ段数表示や瞬間&平均燃費計も装備している。

LEDヘッドライトにシャープなデザインのメーターカバーとシュラウドでZらしいスタイルをアピール。ヘッドライトの左右にはポジションランプを内蔵している。テールランプはZの文字が浮かび上がるようにLEDライトが並ぶ。

その他の装備&特徴

Z650は凄みのあるルックスながら、どんなライダーにも快適なライディングを約束してくれる。「強面だけど心優しいジェントルマン」というイメージがピッタリなモデルだ。

© パークアップ株式会社