町田サポ団体メンバー、侮辱行為を「軽率なノリ」と釈明「粗探し」の声も

町田ゼルビア 写真:Getty Images

町田ゼルビアは今月5日開催のYBCルヴァンカップ・プレーオフラウンド第1戦(対セレッソ大阪)で、FWエリキやMFナ・サンホらのゴールにより3-1と勝利。ただ、ヨドコウ桜スタジアムに詰めかけたサポーター団体メンバーの侮辱的と解釈可能な行為が物議を醸しており、SNSで謝罪する事態に発展している。

問題視されているのは、エリキがゴールを決めて3-1となった後半43分のシーン。2点リードとなり、町田サポーターが歓喜に湧く中、上半身黒色で拡声器を持った男性が、満面の笑みを浮かべながら中指を立てたのだ。

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このシーンは、衛星放送サービス『スカパー!』の中継動画が一部切り取られる形で、X(旧ツイッター)上で瞬く間に拡散。「これはダメ」「無期限入場禁止処分でお願いします」「コールリーダーがやっている時点で終わっている」などと批判が相次ぐ一方で、「粗探しだ」「これくらいでここまで騒ぐのか」といった批判に対する疑問の声も。一部のファン・サポーターは「また町田が批判される…」などと悲観しているほか、中継動画のアップロードに対して「無断転載は違法だ」などと指摘している。

この事態を受けて、町田の応援情報を告知する「町田応援info」は、6日に「X(旧Twitter)にてお騒がせしております件について」として声明を発表。以下のようにコールリーダーの謝罪コメントを掲載している。

「X内で私が中指を立てている動画で、大変お騒がせしております。誠に申し訳ございません。現場状況・行為といたしましては、ゴール後にボルテージが高まり入場ゲートの下に降りたサポーターの身内に対して、軽率なノリで行ったものです」

「身内に対する行為であれ、多くの方々の誤解を招いてしまう行動でした。不適切なものでると理解していると同時に、猛省しております。大勢の前に立つ人間として、今後はこのようなことのないよう、徹底いたします。この度は誠に申し訳ございませんでした」

サポーターが中指を立てる行為では、先月26日に開催されたJ1第16節の浦和レッズ対町田でも発生。埼玉スタジアムでの2度目のサッカー観戦だった来場者1名が試合後に浦和サポーターに向けて侮辱行為に及んだことにより、浦和トップチーム、浦和レディース、浦和アカデミーが出場する全試合を対象に無期限入場禁止処分を科せられている。

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