男子生徒に「泣かすぞ」と発言 自立支援施設職員が“虐待”

子ども達の自立支援を行う施設で60代の男性職員が生徒に、「泣かすぞ」などという不適切な言動をしていたことがわかりました。

高知県によりますと不適切な言動をしたのは、希望が丘学園に務める60代の会計年度任用職員の男性で、2024年4月、男子生徒の部屋でコンセントの修理をしていたところ、男子生徒が電気を消したことに腹を立て、「泣かすぞ」と発言したということです。

さらにその後、生徒が殴りかかろうとしたことに反応し、その生徒のもとに向かっていこうとしたということです。県は、「脅かす発言や周りの子どもが恐怖を感じるほどの言動は心理的虐待にあたる」と認定。男性職員は「危害を加える気持ちはなかった。不適切だった」と話しているということです。

県は「研修の見直しなどを行い、再発防止に努めたい」としています。

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