「産卵期間中、夜間に大きな音を出して騒ぐような活動はなるべく控えて」高知海岸ウミガメ協議会 ウミガメ産卵のピークを前に意見交換

ウミガメの産卵上陸がピークを迎える前に、高知市でウミガメについて情報を共有する会が開かれました。

(リポート 川見真宵)
「高知大学で海洋生物の研究をする大学院生たちが、こちらでウミガメの卵を保護しました。海の向こう側からウミガメが手足で砂をかいてあがってきたその跡が見られます」

高知海岸では毎年、5月から8月にかけてウミガメが上陸し、産卵しています。

高知大学の研究室のメンバーなどウミガメの産卵保護に関わる団体で作る『高知海岸ウミガメ協議会』は2023年5月に発足し、年に一度情報交換を行っています。協議会によりますと高知海岸へのウミガメの上陸や産卵は減少傾向にあるということで、ごみを捨てないなど産卵環境を守る取り組みが重要です。

(高知大学 斉藤知巳 教授)
「産卵期間中、夜間に大きな音を出して騒ぐような活動はなるべく控えて、少しでも意識して守っていただくという」

年内には国と高知大学が協力して小学生に向けたウミガメ学習会などを実施する予定です。

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