徳島県内各地で今、ホタルが見ごろを迎えています。
中でも海陽町の母川は、県内屈指のホタルの名所として知られています。
6月1日からは「ほたるまつり」も開かれていて、訪れた人たちは高瀬舟の上で幻想的なホタルの乱舞に酔いしれていました。
(渡辺大世記者)
「ここ海陽町の母川は、ゲンジボタルの有名な生息地です。毎年多くのホタルの姿を目にすることができます。さて、きょうはどのような景色を見せてくれるのでしょうか」
「母川ほたるまつり」は、母川のゲンジボタルの保護と町内外の人へのPRを目的に、毎年開かれていて、2024年で40回目を迎えます。
海部川の支流である母川は、周辺に広がる美しい自然と澄み渡る綺麗な水が特徴で、四国地方整備局が選ぶ「四国のみずべ八十八か所」にも選定されています。
5日は、午後7時40分ごろからホタルが飛び始めました。
2024年は5月下旬ごろからちらほらと姿を見せ始め、28日の大雨でいくぶん川が増水したものの大きな影響はなく、例年並みの数が飛んでいるということです。
「飛んでった」
ホタルは岸からでも見ることができますが、さらに近くで見たい方におすすめなのが...。
(渡辺大世記者)
「『母川ほたるまつり』の目玉が高瀬舟。船の上から間近でホタルを見ることができます」
10分ほど船に乗り、生息地間近でホタルを見ることができます。
運が良ければ、乗っている船にホタルが飛んでくるかもしれませんよ。
(高知県から)
「(Q.ホタルどうだった?)楽しかった」
(高知県から来た家族)
「毎年楽しみに来ています」
「たくさんホタルがいて、すごく綺麗でした」
(母川ほたるまつり実行委員会 由良岳斗さん)
「去年は雨が多かったので、4日間しか結局(ほたるまつりが)できなくて。今年はたくさんの方に来ていただけて、ホタルも喜んでくれていると思います」
「母川ほたるまつり」は、8日土曜日まで海陽町の母川河川敷で開かれていて、幻想的な自然の芸術を楽しむことができます。
なお、高瀬舟は、雨や川の増水によって中止になることもあるのでご注意ください。
また、ほたるまつりは8日までの開催ですが、まつり事務局によりますとピークは6月中旬ごろで、6月いっぱいはホタルを楽しめるということです。