国交省の検査官がスズキへ立ち入り検査「型式指定」認証不正めぐり トヨタ、ヤマハ発動機に続き3社目【詳報】

自動車の大量生産に必要な国の認証「型式指定」をめぐる不正で、国土交通省は6月6日、浜松市のスズキ本社に立ち入り検査に入りました。国交省による検査は、5日のヤマハ発動機に続いて3社目です。

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<浜松総局 野田栞里記者>
「午前9時です。国交省の検査官がスズキへ立ち入り検査にやってきました」

国交省などによりますと、浜松市に本社を置く自動車メーカー「スズキ」は、かつて生産していた「アルト」についてブレーキ試験の成績を虚偽記載していたということです。

立ち入り検査に入った検査官は、試験のデータに関する書類などを確認し、幹部社員らへの聞き取りなどを行ったとみられます。

自動車などの型式指定をめぐっては、ダイハツ工業などによる不正を受けて国交省が各社に調査を指示した結果、6月3日、トヨタ自動車やヤマハ発動機など5社で性能試験の不正が明らかになっています。

国交省は4日にトヨタ本社を、5日は磐田市のヤマハ発動機の本社に対し立ち入り検査を行っていて、6日のスズキで3社目となります。

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