清原和博氏が交流戦生解説で〝番長節〟全開「覇気が感じられない」「意外とヤジらへんな」

解説席の清原氏

西武や巨人などで活躍した元プロ野球選手の清原和博氏(56)が6日にCS放送の「フジテレビONE」でヤクルト―西武戦(神宮)の解説を務めた。

古巣・西武の解説はこの日が初めて。試合開始当初は緊張感からか控えめトークだった清原氏だが、西武ナインについての評価を求められると徐々に冗舌に…。クリーンアップに入った3番・栗山、4番・中村剛はともにプロ23年目ということもあり「僕も23年目に引退したんですけど。まだまだ元気ですね」とベテランを称賛。軽快な守備を見せた遊撃・源田に対しても「マジックみたいですね(笑い)」とべた褒めした。

一方で、相手先発・高橋に7回1失点、10奪三振と好き放題にやられた打線については「もっともっと攻めていっていいと思う。上から振ってるんですけど…ちょっと覇気が感じられないですね。逆に高橋投手の方が覇気があるというか、そういう風に見えてしまうと思うんですけど。連敗しているチームっていうのは1点先取されると今日もやっぱりだめなのかと先制パンチを食らった感じになる」と〝番長節〟でゲキを飛ばした。

それでも終始ご機嫌なトークで場を沸かせた清原氏。イニング間に行われる球団マスコット・つば九郎の「くるりんぱチャレンジ」について「今まで成功したことあるんですか? ないですよね。だから面白いんですよね。つば九郎っていったらシーズンオフの交渉? あれが一番面白い」と絶賛すれば、ファウルチップが内ももに当たったヤクルト・中村に対して観客から飛ばされたヤジにも即反応。「昭和っぽいヤジですね。『痛いの痛いの飛んでけ~』て。昭和っぽくてよかったですね(笑い)。でも意外とヤジが少ないなと。自分たちの時代はヤジばっかり。意外とヤジらへんなって感じましたね」と昔を懐かしみながら語った。

最後には渡辺監督代行が急きょ指揮を執ることとなった苦境のライオンズに対して「渡辺監督はやはり勝負師ですから。なんとかしてくれるんじゃないでしょうか」と希望も見いだした番長。らしさ全開の古巣解説となった。

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