【熊本】”赤ちゃんポスト”3年間で『身元不明5人』…専門部会「実名化が必要」の主張が話題に「なんで上から目線?」「システムに問題ある」

赤ちゃんポスト 3年で『身元不明5人』…専門部会「実名化が必要」の主張が話題に

5日に開かれた熊本市の専門部会で、熊本市にある「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」に2020~2022年預けられた匿名の赤ちゃん15名のうち5名の身元が不明であることが明らかになりました。

このことに関して「子どもが自らの出自を知る権利の保障を目指す必要がある」とし、母体ケアや支援の提供のことも含めて「実名化が必要」としています。

報告書には、匿名性での赤ちゃんの預け入れが母子の緊急避難場所としての機能を果たし、敷居を低くすることで機能している面も挙げています。子どもを預け入れた人の中には、病院にの身元を明かしているケースも複数ありました。

これは「実施には身元情報を親が残そうとした結果」と報告書では推測されており、慈恵病院で一定の規定や情報開示に関する事柄についての国の制度の必要性を指摘しました。

匿名だからこそ赤ちゃんを預ける選択に至っている事実がある一方で、子ども自身の出自を知る権利のための実名化を推し進める動きに、ネットではさまざまな声が上がっています。

このニュースに寄せられたネットの声

  • 『知られたくないから極秘出産するわけで、身元を明かさねばならないなら悲惨な選択をせざるを得ない人が増えるだけでは。』
  • 『母子ケアするのは大事だけど、そうやって敷居を高くすることになんの…メリットが…?』
  • 『「受け入れられない」「容認できない」ってなんだろう。なんで上から目線なんだろう。』
  • 『そもそもシステムに問題あるし、預ける側に常識もモラルも無いのだから、容認も何も無いわな』
  • 『「その5人が死ななくてよかった」とは思わないのですかね。』

子どもが知る権利と、子どもが生きる権利。双方は天秤にかけることができない、非常に尊いものです。

子どもを預けなければならなかった親の事情や気持ち、親のことを知る子どもの権利。双方が前向きに明るい未来を歩める方法を編み出すことに、期待が寄せられます。

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