B1西地区を制した名古屋ダイヤモンドドルフィンズが大勢のファンを集めて優勝報告会を開催

B1の名古屋ダイヤモンドドルフィンズは6月1日、名古屋市中区の久屋大通公園で2023-24シーズンの西地区優勝報告会を開催した。公園内に設置された特設ステージ前には大勢のドルファミ(「ドルフィンズファミリー」の略。ドルフィンズのブースターのこと)が集結。クラブ史上初となる地区優勝を盛大に祝った。

2023-24シーズンの西地区は、初優勝を目指す名古屋ダイヤモンドドルフィンズと7連覇のかかった琉球ゴールデンキングスが最後の最後まで激しく優勝を争うスリリングな展開に。最終盤に怒涛の6連勝を飾った名古屋Dと琉球は41勝19敗で並んだが、直接対決の成績で上回った名古屋Dが初の地区優勝に輝いた。

続くチャンピオンシップ(CS)では、セミファイナルで広島ドラゴンフライズに惜敗したものの、クォーターファイナルではシーホース三河を破り、初めてCSクォーターファイナルの壁を突破。クラブ史上最高の成績となる充実した1年となった。

優勝報告会には、ユニホームやお気に入りの選手名が入ったネームタオルなどのグッズを身にまとった熱心なドルファミが駆け付けた。ショーン・デニスHC(ヘッドコーチ)や選手たちがステージに上ると会場のボルテージは最高潮に。大きな歓声と拍手の中、キャプテンの須田侑太郎選手は「こんなに多くの皆さんに集まってもらえてうれしい。西地区優勝は皆さんと共に勝ち取ったもの。短い時間だが、この優勝を皆さんと分かち合えたら」とあいさつした。

チームを率いて3シーズン目となったショーン・デニスHCは「誇り高いシーズンだった。皆さんと3年間一緒に戦い続け西地区優勝できたことは本当にうれしい。来年は中地区になるが、地区優勝だけではなく、全部で優勝したい」と来シーズンの抱負を語った。

続けて各選手がコメント。ポイントガードとしてチームを牽引(けんいん)した齋藤拓実選手は「一緒に戦ってくれたドルファミのおかげで、最後に逆転優勝ができた。チームで初めての歴史を作ることができて誇りに思う。やり残したのはファイナルに行けなかったこと。来シーズンはCS優勝を目指す」と力強く語った。

Bリーグのスタート時から名古屋でプレーしている張本天傑選手は「CSのセミファイナルの最終戦の第4クォーターで『神風』を感じた。皆さんの声援がすさまじくドルフィンズアリーナの天井が抜けるのではないかと思った。あの雰囲気を作ってくれた皆さんに感謝したい」と呼び掛けた。

移籍1年目となった佐藤卓磨選手は「(セミファイナル最終戦の)広島戦で負けた時、ファンも選手にも泣いている方がいた。勝ち負けの瞬間に人の感情は一番出ると思うが、その姿を見た時に名古屋へ来て良かったと思えた。来年このファンやコーチ、選手たちと一緒に勝ちたいと思えた」と話している。

最後に前身の三菱電機時代から所属しているクラブ生え抜きの中東泰斗選手が次のようにあいさつをして締めくくった。「来シーズンは中地区で優勝して、またここに帰って来たい。中地区だけではなくCSも優勝して盛大にパレードをしたいと思うので、来シーズンも引き続き応援をしてほしい」

2024-25シーズンは西地区から中地区へ移ることが決まっている名古屋D。地区優勝という手応えと、CSセミファイナル敗退という悔しさを胸にどのようなバスケットを見せるのか。その戦いぶりに注目が集まる。

【バスケットボール男子日本代表 試合予定】

日本生命カップ 2024 (北海道大会)
バスケットボール男子日本代表国際強化試合
<GAME 1>6月22日 午後1:30(ティップオフ予定)
AKATSUKIJAPAN 男子日本代表 vs 男子オーストラリア代表
<GAME 2>6月23日 午後3:00(ティップオフ予定)
AKATSUKIJAPAN 男子日本代表 vs 男子オーストラリア代表

SoftBank CUP 2024 (東京大会)
バスケットボール男子日本代表国際強化試合
<GAME 1>7月5日 午後7:00(ティップオフ予定)
AKATSUKI JAPAN 男子日本代表 vs 男子韓国代表
<GAME 2>7月7日 午後7:30(ティップオフ予定)
AKATSUKI JAPAN 男子日本代表 vs 男子韓国代表

バスケットLIVEでは、全試合配信。

■パリオリンピック男子グループフェーズ
7月27日 AKATSUKI JAPAN 男子日本代表vsドイツ
7月30日 AKATSUKI JAPAN 男子日本代表vsフランス
8月2日 AKATSUKI JAPAN 男子日本代表vs OQT(ラトビア開催)
※準々決勝は8月6日、準決勝は8月8日、決勝戦および3位決定戦は8月10日に開催予定。

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