アブラハムにプレミア5クラブが関心か…売却に前向きなローマは約80億円で退団容認?

ローマに所属するイングランド代表FWタミー・アブラハムをめぐって、プレミアリーグのクラブによる争奪戦が行われる可能性があるようだ。6日、イギリスメディア『TEAMTALK』が伝えている。

現在26歳のアブラハムは、2004年にチェルシーの下部組織へと入団し、2016年5月にトップチームデビューを飾った。以降は、ブリストル・シティ、スウォンジー・シティ、アストン・ヴィラと3シーズン連続でイングランド国内へのレンタル移籍を経験し、2019-20シーズンからチェルシーに復帰。2年間で公式戦79試合出場30ゴール8アシストの成績を残したが、トーマス・トゥヘル監督が指揮官に就任してから出場機会が減少し、2021年8月にローマへの完全移籍が発表された。

移籍初年度から公式戦53試合出場27ゴール5アシストを記録するなど、イタリアの地でも主力として活躍を続けていたアブラハムだったが、昨シーズンに負った前十字じん帯損傷から復帰して以降はベンチスタートが増加。今シーズンの先発出場は公式戦2試合にとどまり、マークした得点は1ゴールのみと苦しい1年を過ごした。

そんななか、プレミアリーグのトッテナムとウェストハムがアブラハムに対して強い関心を寄せている模様。ローマ側も同選手の売却に前向きな姿勢を示しており、アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラに次ぐチーム2番目の報酬を受け取るアブラハムの退団を、4000万ポンド(約80億円)で容認する見込みだと主張している。

また、アストン・ヴィラ、ボーンマス、レスターの3クラブもアブラハムに興味を示していると指摘。最大5クラブによる争奪戦勃発の可能性があるようだ。

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