笛、太鼓威勢よく 小矢部・津沢夜高祭7日開幕 30チームが競演会

太鼓や笛の演奏を披露する児童=小矢部市津沢あんどんふれあい会館前

 7、8日に小矢部市津沢地区で行われる市指定無形民俗文化財「津沢夜高あんどん祭(まつり)」を前に、ちびっこ太鼓競演会(富山新聞社後援)が6日、市津沢あんどんふれあい会館前で行われた。地元の児童や中学生でつくる30チームが威勢のよく太鼓や笛の演奏を披露し、界わいは祭本番を前に早くも熱気に包まれた。

 法被姿の子どもたちが息の合った太鼓や笛の演奏を繰り広げ、保護者や住民が拍手を送った。松山賢志郎さん(9)=津沢小3年=は「曲の途中が難しく、緊張したけど、楽しく演奏できた。来年も出演したい」と声を弾ませた。

 冒頭、津沢夜高行燈保存会の沼田信良会長、津沢地区児童クラブ育成会の中村大輔会長があいさつした。津沢夜高太鼓保存会も演奏を披露した。

  ●武者絵コンクール表彰

 津沢中2年生を対象とする「第42回津沢夜高あんどん武者絵コンクール」(本社後援)の表彰式も行われ、最高賞の金賞に選ばれた石畠季久花さんらをたたえた。石畠さんは「蝋引(ろうび)きが難しかったが、黒い線を思い切り描くことができてよかった」と話した。

 津沢夜高あんどん祭祭では大中小の行燈計21基が7、8日午後7時から中心街を練り回る。午後9時ごろから大行燈の「ぶつかり合い」が同市清沢のあんどん広場前で行われる。

表彰を受ける石畠さん

© 株式会社北國新聞社