「夢は必ずかなう」 群馬・桐生市職員・青木さんがミズ・ワールド世界大会に出場 挑戦の姿、子どもに

「子どもに挑戦する姿を見せたい」と話す青木さん

 今月に米国などで開かれ、社会貢献への取り組みや健康美などを競う「ミズ・ワールドユニバーサル世界大会」に、群馬県桐生市職員の青木愛莉さん(31)が日本代表として初出場する。公民館で児童らの居場所づくりに力を注いできた青木さんは「夢は必ずかなうと、子どもたちに伝えたい」との思いを胸に、世界の舞台に挑戦する。

 青木さんは、4月30日に都内で開かれた日本大会・世界大会代表者選考会(一般社団法人国際女性支援協会主催)に出場。既婚・未婚を問わないミズ・ファビュラスの部門で、社会貢献への取り組みに加え、英語を交えたスピーチ、176センチの長身を生かしたウオーキングなどを披露し、代表の4人に選ばれた。

 現在は市菱公民館に勤務。公民館の図書コーナーで児童の宿題を見たり、相談に乗ったりする見守り活動を担当する。コーナーをハロウィーンやクリスマス風に飾り付けるなど子どもたちが楽しめる環境づくりに努め、「あおにゃん」の愛称で親しまれている。

 ミス・ユニバースといった世界的コンテストへの出場が昔からの夢だった。「葛藤はあったが、身近な大人が挑戦する姿を見せることで、桐生市から世界に飛び出す子どもが増えてもらいたい」と願い、今回チャレンジした。

 青木さんによると、世界大会は14~21日、米ロサンゼルスを出航し、メキシコの港町を巡るクルーズ船上で行われるという。「長身と手足の長さを生かし、出るからには一番上を目指したい」と意欲を見せる。大会後は、夢に挑戦することの大切さを伝える講演会などを開いていきたいという。

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