沖縄県議選きょう告示 16日投開票 定数48に75人出馬へ

県議選の告示を控え、準備を進める県選挙管理委員会の職員ら=6日

 任期満了に伴う第14回沖縄県議会議員選挙は7日、告示される。16日の投開票日に向けて9日間の選挙戦が始まる。48議席を巡り、13選挙区で75人が出馬する見込み。玉城デニー知事を支える県政与党が多数を維持するか、自民など野党や中立が議席数を伸ばし過半数を獲得できるかが最大の焦点となる。

 今回の県議選は玉城県政の中間評価に位置付けられる。米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地問題など基地問題や経済振興、子どもの貧困対策など県政の取り組みに評価が下される。

 6日現在、13選挙区のうち石垣市区(定数2)は現職2人以外に出馬の動きがなく無投票となる可能性がある。

 立候補予定者は7日午前8時半から各選挙区の選挙管理委員会に立候補の届け出を済ませた後、出発式や出陣式で第一声を上げ、選挙運動を本格化させる。

 県議会の現状は定数48のうち与党24人、野党18人、中立6人。立候補予定者75人の内訳は、与党系が32人(現職19、前職1、新人12)、野党系が26人(現職15、新人11)、中立系が17人(現職2、新人15)となっている。

 政党別では自民20人(現職15、新人5)、共産7人(現職6、新人1)、立民5人(現職3、新人2)、社民5人(現職2、前職1、新人2)、公明4人(現職1、新人3)、社大3人(現職1、新人2)、維新3人(現職1、新人2)、諸派2人(新人2)で、無所属が26人(現職7、新人19)。 

(’24県議選取材班)

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