「グーグル翻訳で会話できた」 台湾の中学生たちと「けん玉」交流

台湾の中学生にけん玉を教える園部高付属中の生徒たち(右)=南丹市園部町・同中

 京都府南丹市園部町の園部高付属中を、台湾の中学生36人が訪問した。付属中の生徒たちは英語や身ぶりで出迎え、けん玉や箏(こと)などの日本文化を教えながら和気あいあいと交流した。

 台湾北西部にある桃園市立東興国民中学の有志で、昨年に続いて来校した。

 付属中1年の32人は昔遊びなどを紹介。台湾の生徒はけん玉やこま回しに苦戦したが、付属中生が手を取って握り方を教えた。成功するようになると「ベリーグッド!」と声をかけ、喜び合った。

 箏は通常より小型の楽器で体験。弾く糸の番号を付属中生に英語で唱えてもらい、台湾の生徒は「さくらさくら」を演奏した。

 けん玉が得意な付属中の橘航平さん(12)は「徐々に慣れて、英語で声をかけられるようになった」と笑顔を見せた。

 台湾の鄧詠心さん(13)は「箏が楽しかった。グーグル翻訳を使って会話できた」と喜んだ。

 訪問は3日にあり、2、3年生も日本文化について英語で発表したり、一緒に物理の実験に挑んだりした。

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