再発防止へ...第三者委議会で設置費計上 石川の官製談合事件

 石川町の公共工事入札を巡る官製談合事件を受け、町は6日、再発防止に向けた第三者委員会の設置費を盛り込んだ補正予算案を同日開会の6月議会に提出した。町は可決され次第、委員の人選を本格化させる。

 補正予算案には委員の報償費60万円を計上した。委員には弁護士や大学教授などの有識者を想定し、町は意見を踏まえて入札制度を見直す考え。

 6月議会にはこのほか、町長の逮捕・勾留時や有罪判決が確定した場合、給与や期末手当の不支給や一時差し止めができるようにする条例改正案も提出した。

 町は、前町長の塩田金次郎容疑者(76)が4月30日に逮捕されて以降、入札の執行を見合わせている。

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