ガザ地区指導者、恒久停戦を要求 米報道、間接交渉見通せず

ハマスのガザ地区責任者ヤヒヤ・シンワール氏(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は6日、イスラム組織ハマスのパレスチナ自治区ガザ地区トップ、シンワール指導者が停戦案を巡り、イスラエルが恒久停戦を約束した場合に限り受け入れるとアラブの仲介国に伝えたと報じた。イスラエルのネタニヤフ首相は恒久停戦を否定しており、間接交渉の再開は見通しが立たない状況だ。

 バイデン米大統領が停戦案を公表し、即時停戦を求める声が高まっている。仲介国の一つ、カタールのメディアは6日、同国外務省報道官の話として、仲介国がハマスから停戦案に対する回答をまだ受け取っていないと報じた。カタールとエジプト、米国による仲介努力が続いているという。

イスラエル軍の攻撃で立ち上る煙=6日、ガザ中部デールバラハ(ゲッティ=共同)

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