欧州議会選、オランダで開始 左派が優勢も極右躍進

Bart H. Meijer

[アムステルダム 6日 ロイター] - オランダの公共放送が6日伝えた欧州連合(EU)の欧州議会選(定数720)出口調査によると、左派連合が辛うじて優勢となっているが、反移民、反EUを掲げる極右政党の自由党(PVV)が大きく躍進し追い上げている。

中道左派の労働党(PVDA)とグリーン・レフト(GL)による左派連合は8議、PVVは7議席を獲得する見通し。

出口調査の誤差は約1議席。

欧州議会選はEU各国で6─9日にわたって行われる。オランダが他国に先立ち6日に実施した投票は、EU解体を望む民族主義政党やポピュリスト政党が域内で勢力を強めていることを浮き彫りにした。

オランダの最終的な開票結果は全加盟国で投票が終了する9日に発表される。

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