フェンシング女子のエース・江村美咲が見据える五輪二冠「メダルは現実的」 パリへの想いと自身への誓い「後悔のないように」

日本オリンピック委員会(JOC)は6日、東京都内でイベントを行い、フェンシング女子日本代表の江村美咲(立飛ホールディングス)が登壇。あと50日に迫ったパリ五輪への想いを明かした。

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■東京五輪から3年経ち飛躍

江村はサーブル個人で2022年、23年の世界選手権を連覇。東京五輪では個人で3回戦敗退、団体では5位という結果。それから3年の月日が経って迎えるパリ五輪では、個人、団体ともに表彰台が現実的なものとして視界に入る。

自身も「前回と比べると五輪でのメダルがより現実的に考えられる立場になった」と認めつつも謙虚な姿勢は崩さない。「最強のイメージをされるかもしれないけど、全然そんなことはない」と述べ、「チャレンジャーの気持ちで挑む」と大会を見据える。

そんななか、五輪の大会会場について言及し、「グラン・パレ、という試合会場はすごい歴史的な建物で、(2010年に)世界選手権が行われた当時のスタッフの方に今までで一番すごい試合会場だったと言われた」とのエピソードを明かしながら「そういう試合会場で五輪を戦えるのはすごく楽しみ」と期待を膨らませる。

謙虚な姿勢を見せた江村だが、目標を聞かれると、「個人、団体両方で金メダルを獲ること」と発言。そのなかでも「自分を信じて後悔のないように出し切ること」と自身2度目の大舞台での目標を定めている。

日本フェンシング界のエースとして夏のパリ五輪を迎える。25歳を迎えた江村が、あと50日を切った大舞台での個人、団体の二冠奪取に向けて、最終調整に入っていく。

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