「今日が1番良かった」張本美和、東京五輪金・陳夢相手に敗戦も手応え “反省材料”明かすも「戦術もすべて出し切った」【WTTチャンピオンズ 重慶】

卓球の「WTTチャンピオンズ重慶」は2日、女子シングルスの準々決勝が行われ、世界ランキング8位の張本美和(木下グループ)は同3位の陳夢(中国)と対戦。1-3で敗れ、ベスト8で敗退した。

◆「相手のペースに飲み込まれた」張本美和、完勝劇の裏にあった“反省点” 東京五輪金の陳夢には「難しい場面でも1球1球を見極める」

■各国エースを撃破で迎えた大一番

張本美はパリ五輪の団体戦で対戦の可能性がある陳夢との大一番。

第1ゲームを奪われ、第2ゲームはデュースの末落とす。後のなくなった状態で第3ゲームをものにしたが、陳夢の壁を崩しきれずに第4ゲームを落とした。

張本美は「陳夢選手と4回目の対戦で正直今日が一番良かった」と手応えを感じた様子。「試合の前に自分が準備していたものや、戦術もすべて出し切った」と充実感を表した。

それでも、「まだ足りないのは事実で、今日の目標だった2ゲーム以上をとるというのが達成できなかった」と反省材料についても言及し、「まだパリ五輪まで試合も練習もあるので切り替えて頑張ります」と前を向いた。

張本美は女子では早田ひな(日本生命)と並び、日本勢最高位のベスト8入りと奮闘を見せた。

※取材協力:WTT

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