「宇佐からあげ」PRへ市が日本唐揚協会と協定 「専門店発祥」知名度向上目指す【大分県】

包括連携協定を結んだ宇佐市と日本唐揚協会の関係者ら=宇佐市役所
「うさからマンス特命大使」に任命された小野薫さん

 【宇佐】宇佐市は唐揚げ文化の振興を通じた地域活性化を図るため、「からあげグランプリ」を主催する日本唐揚協会と包括連携協定を締結した。“唐揚げ専門店発祥の地”として全国的な知名度向上につなげる狙い。同協会が自治体と連携協定を結ぶのは初めて。

 締結式が5月31日に市役所であり、宇佐からあげ協会、宇佐からあげ合衆国などの関係者も立会人として出席。是永修治市長と日本唐揚協会の八木宏一郎専務理事(48)が協定書に調印し、是永市長は「唐揚げは宇佐のソウルフード。全国規模でのPRをお願いしたい」、八木専務理事は「宇佐からあげの知名度はまだまだ。全国、世界に発信していきたい」と述べた。

 取り組みの第1弾として6月を「うさからマンス」と銘打ち、宇佐からあげ協会の加盟8店がお得なサービスパックを千円で限定販売するキャンペーンを展開している。

 日本唐揚協会は、同キャンペーンを応援する「うさからマンス特命大使」に同市在住のタレント小野薫さん(32)を任命。小野さんは交流サイト(SNS)などでの情報発信を通して「食べ比べをしてもらえるよう、店ごとの味の違いなどもアピールしていきたい」と話した。

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