ACミランのルカク獲得に暗雲 保有元のチェルシーが契約解除金を76億円に設定

ロメル・ルカク(ロイター)

イタリア1部ACミランのベルギー代表FWロメル・ルカク(31)獲得が大ピンチだ。

ACミランは、退団するフランス代表FWオリビエ・ジルーに替わるストライカーを探している中、イングランド・プレミアリーグのチェルシーから今季レンタル移籍でイタリア1部ローマでプレーしていたルカクに照準を定めた。近日中にもロンドンで保有権を持つチェルシー側と交渉を行う予定だ。

スペインメディア「ONEFOOTBALL」によると、ミラン側はルカク側の求める年俸750万ユーロ(約12億7000万円)や、その他のボーナスを含めて「問題ない」とし、レンタルでの獲得を希望しているという。同メディアは「彼はイタリアで実績のあるゴールスコアラーであり、ACミランのスクデット(優勝)獲得に影響力のある役割を果たすだろう」と伝えた。

ACミランは来季に向けた目玉補強と考えているが、チェルシー側はルカクの放出について認める方針ながらもレンタル移籍は拒否する構え。あくまで完全移籍を求めており、契約解除金も4500万ユーロ(約76億円)に設定しているという。ルカクにはサウジアラビアからの関心も伝えられており、強力なストライカーを確保したいACミランの動向が気になるところだ。

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