英国のシンガー・ソングライター“RAYE”(レイ)、フジロック初出演を前に新曲「Genesis.」を発表

〈FUJI ROCK FESTIVAL’24〉3日目のグリーン・ステージ出演が発表となった英国のシンガー・ソングライター、レイ(RAYE)が、6月7日(金)に新曲「Genesis.」を配信リリース。同日23:00よりミュージック・ビデオも公開されます。

今年3月のブリット・アワードで記録破りの成功を収めたレイが贈る新曲は、ジャンルの壁を捻じ曲げるのみならず、通常の“シングル”の概念をも超越する一曲。数々のグラミー賞のノミネート・受賞歴のあるダークチャイルドことロドニー・ジャーキンス(ビヨンセ、マイケル・ジャクソン、SZA)とプロデュースされ、3幕からなる作品となっています。レイは彼女の宇宙の起源を語ったエモーショナルで赤裸々な歌詞を、勝利のストリングスやホーン、甘味なハーモニーや鼓舞するスネアを伴って、神々しい歌声で完璧なパフォーマンスへと昇華。ビッグバンド、ジャズ、ヒップホップ、R&B、ゴスペル、現代ポップなどにインスピレーションを得て、新たなチャプター、新たな音楽ルネッサンスへと進化させています。

レイは、楽曲について「ニーナ・シモンの言葉に“時代を反映させるのはアーティストの役目である”というものがあります。この言葉は、私にとっての全てであり、私にできる最良の方法は、音楽を通して私のアートを表現することだと信じています。私たちが生きる世の中には、暗闇や苦痛が溢れています。私は、自分自身の考えや周囲の世界に関して、できるだけ深く個人的かつ生々しいものを作りたかったのです。この曲は、過去1年半の間に私がさまざまなジャンルや音の表現を試しながら創造し、吟味してきた7分間の作品です。重なるレイヤーと歌詞の基となっているのは“光あれ”というメッセージ。それは祈りであり、懇願であり、助けを求める叫びであり、私にとってこの音楽がそうであるように、最も必要とする人々にも希望をもたらしてくれることを心から願っています」と語っています。

今年3月、レイは「ブリット・アワード2024」で前人未到の6冠を成し遂げ、歴史にその名を刻みつけました。女性初の“ソングライター・オブ・ザ・イヤー”受賞に加えて、“アーティスト・オブ・ザ・イヤー”、“アルバム・オブ・ザ・イヤー”、“ソング・オブ・ザ・イヤー”、最優秀新人アーティスト、最優秀R&Bアクトを受賞し、さらに授賞式では、大ヒット曲「Escapism.」を収録するデビュー・アルバム『My 21st Century Blues』からの曲をメドレーで披露、キャリアのエポックメイキングとなるパフォーマンスを繰り広げました。5月には「アイヴァー・ノヴェロ・アワード2024」の名誉ある“ソングライター・オブ・ザ・イヤー”を受賞。また今春初めて出演した〈Coachella Valley Music and Arts Festival〉でのパフォーマンスも絶賛されています。

Photo by Sebastian Kapfhammer

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