韓国サムスン電子労組、初のスト実施 さらなる行動も示唆

Heekyong Yang Ju-min Park

[ソウル 7日 ロイター] - 韓国サムスン電子の労働組合が7日、初のストライキを実施した。アナリストによると、直ちに半導体の生産や出荷に影響を与える可能性は低いものの、人工知能(AI)で使用されるチップの出遅れを取り戻そうとしている同社に打撃となる。

約2万8000人が加入し、同社従業員の5分の1以上を占める労組NSEUは、賃上げを求め終日ストに入ると発表した。

労組幹部はロイターに「経営陣と有意義な話し合いをすることが目的だ」と説明。7日にさらなる行動を準備していると語ったが、詳細は明らかにしなかった。

会社側は生産や事業活動への影響はないとしている。また、労組と協議を続けていく姿勢を示した。

© ロイター