大阪のクジラ処理「契約に疑義」 入札監視委、港湾局の対応非難

紀伊半島沖で作業船から海中に沈められるクジラ=2023年1月

 昨年1月に大阪湾で死んだクジラの処理費が当初見積もりの2倍以上に膨らんだ問題で、大阪市入札等監視委員会は7日、一連の経緯に関する調査結果を公表した。「予定価格の積算根拠や契約金額に疑義が残る」と指摘。委託業者との交渉を担当した大阪港湾局の対応を非難した。

 大阪市監査委員は今年4月、契約の経緯を巡って横山英幸市長に調査を勧告していた。市は監視委の調査結果を踏まえ、外部弁護士らによる独自の調査チームで検証する方針。

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