日本舞踊五大流派のひとつ若柳流による舞踊奉納 美馬市の伊射奈美神社【徳島】

徳島県美馬市穴吹町の伊射奈美神社で、6月6日、日本舞踊五大流派のひとつ、若柳流による舞踊奉納が行われました。

今回の奉納は、日本舞踊を学ぶ子どもたちに発表の機会を設けるとともに、地域の魅力を発信しようと、徳島市で教室を開く若柳流師範の若柳三彩さんが企画しました。

厳かに神事が執り行われたあと、若柳三彩さんが日本舞踊の演目の中でも最も古いものの一つ「七福神」を舞い、商売繁盛や五穀豊穣などを祈願しました。

続いて三彩さんの教室に通う加茂名中学校1年の篠川葵さんが、地域の繁栄と天下泰平への祈りをこめて、長唄の「賤の苧環」を舞いました。

(加茂名中学校 篠川葵さん(1年))

「凄く貴重な経験になりました。奉納舞とかする機会がないのですごくありがたい。若い世代とか同世代とかに、もっと広げていきたいと思っている」

神社には、若柳流の舞踊を一目見ようと多くの人が訪れ、時折シャッターを切るなどして、華やかで繊細な動きに見入っていました。

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