【バスケットボール】富永啓生 NBA入りへ「パリ五輪で活躍してオファーをいただけたら」

オンライン取材に応じた富永啓生

バスケットボール男子日本代表で、ネブラスカ大を卒業した富永啓生(23)は〝真夏の祭典〟に照準を合わせる構えだ。

大学生活最終年の今季は、チームの中心選手としてネブラスカ大を10年ぶりに全米大学選手権へ導いた。シーズン後にはキングズ、クリッパーズ、ブルズの練習に参加し「成長できたところを見せられた」と語ったが、NBAのドラフト指名は「ちょっと難しい」との見解。6日のオンライン取材では、NBAの登竜門とされる7月中旬のサマーリーグに参加しない方針を示した上で「パリ五輪で活躍してオファーをいただけたら」と意気込んだ。

5日に米国から帰国。今後は日本代表合宿に参加する予定だ。6月は北海道・札幌、7月には東京で強化試合を控えている。激しい選考レースを前に「NBA選手になることが一番の目標」と改めて口にしつつ「昨年もそうだが、自分たちができるバスケを100%やり切ることで結果を出せるかなと思う。日本代表としてパリ五輪で日本の歴史をつくれたら」と宣言。パリの地で〝日本のカリー〟が世界を驚かせることはできるか。

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