女性採用、過去最高の39% 国家公務員、上昇傾向続く

厚労省で行われた新入職員の入省式=4月1日

 内閣人事局は7日、今年4月1日付で採用した国家公務員のうち、女性の割合が前年から0.5ポイント増の39.2%となり、現行基準で発表を始めた2005年以降で最高となったと発表した。20年に閣議決定した「第5次男女共同参画基本計画」の政府目標「35%以上」を達成。上昇傾向が続いている。

 内閣人事局によると、採用者8997人中、女性は3528人。幹部候補とされる総合職832人のうち女性は35.7%の297人だった。

 内閣人事局は女性の国家公務員増に向け、仕事と育児に取り組む職員の密着動画を作成。担当者は「両立しやすく、やりがいを持って働ける」とアピールしている。

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