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岡山県美作市を舞台に製作された映画「風の奏の君へ」の全国公開が始まりました。初日のきょう(7日)、岡山市の映画館に主演を務める女優・松下奈緒さんや大谷健太郎監督らが訪れ、舞台挨拶に臨みました。
イオンシネマ岡山に女優・松下奈緒さんと池上季実子さん、美作市出身の大谷健太郎監督が登場。会場の約200人から大きな拍手が贈られました。
(松下奈緒さん)
「初日にこうして岡山に来られるということが、この作品自体も岡山を舞台にしていますし、何かすごくご縁があるなと思ってとてもうれしいです」
この映画は、自身の死が迫っていることを知ったピアニストが、ある理由から美作市を訪れ、かつての恋人と再会するストーリーで「生きることの価値」について問いかける映画です。
大谷監督が、同じく美作市出身の作家・あさのあつこさんの小説を元に脚本を執筆、故郷を盛り上げようと製作しました。
(大谷健太郎監督)
「自分の故郷を舞台に映画を撮るってなんか夢を半分見ているような。こういう日を迎えられて本当に良かった」
(松下奈緒さん)
「人の優しさ・温かみとかがこの撮影期間に感じられることができたので、岡山の方がご覧になっても『心が温かくなるような』そんな作品じゃないかと思います」
映画「風の奏の君へ」はきょう(7日)からイオシネマ岡山などで公開されています。