国内銀行の合併、国境超えた統合につながる可能性=ECB副総裁

Jesús Aguado

[マドリード 7日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は7日、国境を越えた銀行の経営統合の前に国内での合併が必要との考えを示した。

スペインのバンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)が同国のサバデル銀行の敵対的買収を目指していることについて、ECBが承認するかどうかは明言しなかった。

スペインのラジオ局オンダセロに対し、「基本的に欧州の銀行市場をつくるのは国境を越えた統合だと考えている。だが国境を越えるためには国内での統合が必要な場合もある」と述べた。BBVAのサバデル買収に関する質問に答えた。

競争に基づく審査を行うのはスペインや欧州連合(EU)の独占禁止当局の仕事で、ECBの管轄ではないと指摘した。ECBは経営統合を「支払い能力の観点」からのみ審査すると述べた。

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