ソフトバンクも堺市にデータ拠点 シャープと交渉

 ソフトバンクは7日、シャープが堺市に保有する大型液晶パネル工場の土地や施設の一部を買い取る独占交渉権を得たと発表した。ソフトバンクは人工知能(AI)向けのデータセンターを構築する方針だ。この工場は9月末までに生産を停止する予定で、シャープはKDDIなどと跡地にAI向けデータセンターを設立することも基本合意している。

 ソフトバンクは工場の約6割に当たる土地と、パネル工場や電源・冷却装置などを取得する。取得額は今後詰める。データセンターは2025年中の本格稼働を目指している。外部企業や大学にも貸し出す見通しだ。

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