7日から、札幌の北海道大学で「北大祭」が始まりました。自慢の食はもちろん、最先端の研究にも触れられるということで、初日から多くの人でにぎわっています。
森唯菜アナウンサー:「北大祭が始まりました。ものすごい、にぎわいです。お店も焼き鳥に、たこやき。看板も本格的です」。
北海道大学の札幌キャンパスで始まった「北大祭」。去年は6万人以上が訪れた人気のイベントで、300以上のブースが並んでいます。
学生:「フランクどうですか~?」
札幌市民:「楽しい」。「初めて来たんですけど、すごい活気があってびっくりして、子ども連れでも来やすい雰囲気だったのでよかったです」。
森アナウンサー:「始まってすぐに、もう列ができています。北大の食べられる研究成果と書かれていますね。なんでしょうか」。
皆さんのお目当ては、北大の静内研究牧場で育てられている希少な和牛「北大短角牛」のタコスと牛串です。
森アナウンサー:「口に入れた瞬間、脂の甘みがきて、かむほどおいしいです」。
北海道大学工学院修士1年・宮原雄太さん:「去年初めて北大短角牛を売らせてもらったんですが、その時も大行列で3時間ぐらいで売り切れてしまった。今年は2.5倍から3倍程度仕入れて、もう少し皆さんのところにお届けできるのではないかと思っています」。
世界中から留学生が集まる北大ならではの、国際色豊かな料理も楽しむことができます。こちらはアフリカにあるエチオピアのチキンシチュー。
森アナウンサー:「うーん、お肉やわらかい。トマトベースなんですけど、日本のカレーとはまた違いますし。複雑にスパイスが絡み合っています」。
また、農学部のブースでは、学生が栽培・収穫したシイタケなど、5種類のきのこがたっぷりと入ったきのこ汁を味わうことができます。
森アナウンサー:「うお~、きのこの出汁すごい。こりっとしたきのこもあれば、とろみがあるものもあって、食感が楽しいです」。
このお祭り、楽しいのはグルメだけではないんです。理学部のブースでは…。
北海道大学3年・片山雄稀さん:「これからやるのが『超伝導』と言って、今話題になっているリニアモーターカーみたいな感じで、磁石のこの上を走らせていきます」。
黒い「超伝導体」を液体窒素で冷やすと…。
森唯菜アナウンサー:「浮いてる、浮いてる、浮いてる、浮いてる。電気抵抗がゼロになりました。浮いてます。浮いてたよ、見た?」
理工学部出身の唯菜アナも大興奮。他にも様々な実験を通じて、北大の研究を垣間見ることができます。
「北大祭」は、9日日曜日まで開催されています。
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