警察、香港記者協会の声明を非難

銅鑼湾一帯で6月4日、警官が法律に従って職務を遂行し、法と秩序と社会の平穏を維持するために全力を尽くしたが、香港記者協会は警察を批判する声明を発表した。警察は香港記者協会の声明が事実に反するとして強く非難した。5日の香港メディアによると、警察は4日夜8時45分頃、銅鑼湾のそごう百貨店の前で外国人の男性と女性を発見し、彼らの行動により群衆が集まり、社会の平和を侵害する可能性があると明かした。2人は捜査のため湾仔警察署に連行され、その後釈放された。問題の行為は二人の職業とは何ら関係がなかった。

「不当な警告」を受けたと主張したあるオンラインメディア関係者については、警察は事実ではないと説明。実際のところ当時警察は現場が非常に混雑していたため、職務を効率的に遂行するために活動範囲を拡大する必要があった。警察の報道連絡班が現場にいて調整とアドバイスを行っており、現場にいたほとんどの記者は協力したが、当該オンラインメディア関係者は協力を拒否し、大声で叫び続けたため混乱が生じた。その後、警察は警告を発し、明確な警告を与えるために行動エリアに入るよう求めた。

警察は報道関係者に対し、信頼性を維持し一般大衆に奉仕するためにプロ意識を発揮し、ニュース事象について正確かつ適切な報道やコメントを行い、事実に基づいて報道を行うこと、不正確な情報を公表してはならないことを求めている。警察は、報道の自由とメディアの取材の権利を常に尊重してきたこと、また記者が取材を行って現場で撮影する必要があることも理解していると繰り返した。警察としては、今後とも報道連絡班を現場に派遣して調整を図るなど、警察業務の効率に影響を与えない範囲で報道機関の報道業務に可能な限り協力すると表明。警察はまた、メディア業界とのコミュニケーションを継続し、双方がそれぞれの任務を確実に遂行できるようにすると述べた。

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